「運を上げるにはどうすればいいですか?」
私の元を最初に訪れるクライアントにはそのような質問をされる方が少なくありません。
しかし、人生はそう簡単には好転しません。
まず、あなた自身が自分の命運を知らなければなりません。
命運を知らずして開運のための具体的な行動はとれません。
命運を知るというのは「自分自身の解説書」を持つということです。
その解説書になりうるのが四柱推命に代表される「命」の学問(命術)です。
命術とは、生年月日時を用いて人生を見通し、組み立てる指針のようなものです。
一般の方がこの学問を習得するのは非常に大変です。
ですから、命術を学んだ術者が、代わってその人の命運を鑑定します。
命運を知ったうえで運を良くするにはどうすればよいかを考える起点にようやく立てます。
自分自身の命運を知ると、おのずと自分の先祖やルーツを敬う心が芽生えてきます。
先祖やルーツを意識すると、「自分のこの一生をどう快適に幸せに過ごすか」から、「先人から引き継いだものをどう次世代に繋いでいくか」に人生の指針が変わることがあるでしょう。
そうすれば、人との付き合い方も、自己利益よりも社会全体を見据え他者を尊重するヒューマニズムあふれるものに変わってきます。
意識が変わったら、来るべきチャンスのために陰徳(人のために陰ながらする良い行い)を積みましょう。
人目につかないところで可能な限り徳を積むのです。
人生が変わるチャンスというのは必ず人を通してやってきますので、その時、あなたが礼を知る人格者に成長を遂げているならば、貴人から引き立てを受けたり貴人と縁を結べたりする可能性は高まるのです。