コラム

西方に沈む夕刻の太陽のような人

みなさん、こんにちは。透陽です。本日9月28日のコラムです。

酉の月も終盤に差し掛かってきました。次の戌月の節入り日は10月8日ですので、残りあと10日ほど。

陰陽五行説では、秋の季節は、申月・酉月・戌月です。酉月は秋ど真ん中です。

一日の時間帯でいうと酉の刻は夕方午後5時~7時です。方角では西です。

西方に沈む夕暮れ時の太陽。

太陽は、丙(ひのえ)です。太陽は地上を照らし、万物を育てる火ですから、十干(じゅっかん)のなかでは最強のものです。

丙は他の干に対し一方的に作用する五行ですので、自分自身を象徴する日干(日柱の天干)が丙のひとは、周囲に対する影響力が強いのが特徴です。

しかし、同じ丙でもどの季節に生まれたかによって醸し出す雰囲気が違うようです。

夏生まれの丙のひとは、真昼の太陽です。時刻では昼間です。昼間の太陽は肉眼では直視が難しい強い光を放っています。まさに太陽のイメージそのもののような人です。周囲に元気を与えてくれる天性の明るさがある一方で、暑苦しさやうっとうしさがあるのも否めません。

では、今のような秋ど真ん中の酉月に生まれた丙のひとはどんな人でしょうか。

夕暮れ時の太陽。この時間の太陽は地上を照らすには熱が弱く光も弱いです。ですから、肉眼で見ることも可能です。晴れた日のこの時間の太陽はとても美しいです。とてもロマンチックな気分に浸れますが、同時に淋しさや物悲しさといったメランコリックな感情もこみ上げてきますよね。

酉月生まれの丙の人は、空想好きでロマンチスト。でもどこか孤独な一面があり、影を感じさせる場合もあるでしょう。

同じ太陽でも生まれた季節によってタイプが違うんですね。

このコラムではあくまで陰陽五行説にまつわる類型的な事象を取り上げるのみにとどめています。個人の性格や運勢傾向は、その人の命式上の五行バランスをしっかり見なければ何とも言えません。

もし興味をお持ちになりましたら、鑑定をご依頼ください。

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